死のない男
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GM : Double+Cross The 2nd Edition「死のない男」
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GM : まずは自己紹介を。PC1から、番号順にお願いします。
GM : 終わりましたら、「以上」とつけてください。
皓 : 「おはよう。さて、今日も元気に行ってみようか!」
皓 : 「夏休み、か。やっぱちがう場所での開放感っていいなぁ。まとう空気も新鮮で、さ」
皓 : 津嶋 皓。楽観主義で、元気がとりえの高校2年生。
皓 : なんだか色々それなりの目に遭っていながら、あんまり気にした風もないお気楽君。
皓 : 呼び名は“正位置の太陽(Sun of Arcana)”。ただ、自分がその様に呼ばれてる自覚とかはさほどない様子。
皓 : シンドロームはハヌマーン/サラマンダー Dロイス白兵伝承者
皓 : HP:30、IV:25/26、基本侵蝕率:33%。
皓 : PC間ロイスは、緑川千里さんへ ■誠意/不安
皓 : 「“あの”中ではまともそうなエージェントさんかな。……それだけに大変そうだよね、大丈夫かな?」
皓 : シナリオロイス “ホタル”に 好奇心/■悔悟
皓 : 「あ、ちょっと、気配りが足りなかった……かな? 謝って済むことじゃないみたいだけど……」
皓 : 以上で。宜しくお願いします。
千里: 「フィールドワークなんて久し振り。ちょっと大学時代思い出しちゃうね」
千里: 「もー、思いっきり羽伸ばしちゃうんだから♪(手ェぶんぶん)」
千里: “手を取る者” 緑川 千里。支援と補助を担当する新人エージェント。
千里: 広いオデコと大きな眼鏡がチャームポイント。大学教授の伯父がいるらしい。
千里: オルクス/ソラリス、HP:12、イニシアティブ:7、基本侵蝕率:35%
千里: シナリオロイスへの感情は後ほど
千里: PC間ロイス:“不協和音” 水村繭に、■連帯感/□脅威
千里: 「この前はありがとね。また宜しく!」
千里: 以上です。よろしくお願いします。
繭 : 「コード“不協和音”。水村繭。UGN所属の……チルドレン」
繭 : 「……それだけよ。そこをどいて。邪魔だから」
繭 : 日常にもUGNにも溶け込む事が出来ない、ややキツい態度のチルドレン。破壊が専門。
繭 : シンドローム:キュマイラ/バロール ワークス:UGNチルドレンC カヴァー:高校生
繭 : HP:18 IV:11(13) 基本侵蝕率:33%
繭 : ・シナリオロイス/“虫の群”(バグズクラウド) 【感情:□執着/■嫌悪】
繭 : 「その羽音が。僅かに感じる貴方の音が、私は、嫌い」
繭 : ・PCロイス/“虚構の月”四季守サキ 【感情:■感服/□隔意】
繭 : 「別に。私は貴方ほど他人と積極的に関われないと言うだけ」
繭 : 以上です。よろしくお願いします。
サキ: 「――好きって言ったらあなたは友達になってくれる?」
サキ: 「うん。ここは。月がとても綺麗だね」
サキ: ”虚構の月”四季守 鎖希。
サキ: 血を絶対視する旧家からの逃亡者の少女。14歳。
サキ: 力を内に秘めるがその力を嫌っている。
サキ: ブラムストーカー=ソラリス。変異種・ブラムストーカー:HP14 IV7
サキ: ・シナリオロイス/:“虫の群”【感情:□執着/■恐怖】
サキ: 「……怖い。」
サキ: ・PC間ロイス:”正位置の太陽”津嶋皓【感情:■好意/□無関心】
サキ: 「真っ直ぐで純粋で強いけれど…………何処かとても”脆い”、と思う」
サキ: な感じで。
サキ: 以上。
GM : なんだかまともなシナリオを突発するのは久しぶりです頑張りますな比良坂がGMでお送りします(何
GM : いくつか注意点を。
GM : 調べたい情報等がある場合は、任意のタイミングで申告してもらって構いません。情報収集のシーン以外でも常時可です。
GM : 突発故、GMの反応等々がぐでっとなるかも知れませんが、仕様ですのでご了承ください(深々
GM : では、拙いGMですが、お付き合いのほどよろしくお願いします。
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : 【Opening phase】
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : scene1
GM : ScenePlayer:津嶋 皓
GM : Place:川縁
GM : time:夕刻
GM : entrance:不可
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
皓 : 登場 #1d10+33
※ダイス : kou_t:1d10=(8)=8+33=41
GM : 夏休み。
GM : 君は、道場の合宿で、山奥の村…ここ、峰山村に来ていた。
GM : 今日の鍛錬も終わり、日暮れ前の少しの時間。
GM : 村の中を見て回ろうと外に出たところだった。
GM : とはいえ、村の東を流れる川に沿って、ぽつぽつと民家などがあるだけではあるのだが…
皓 : 胴着のまま外へ。市内とは違う空気に誘われるまま。
皓 : 打たれた篭手を少々さすりつつ。「あー、もー。解放されてるのか師匠達も容赦ないんだからなー」ぶつぶつ言いつつも、何処か楽しげに。
GM : 見ると、夕日に照らされて、川の水面がキラキラと光っている。
皓 : とりあえず、夕食支度はサボり。と思いつつ、川を見つけ。
GM : 川縁には、虫の声がこだまして、どこか叙情的だ。
皓 : 「ん、丁度いいかな」熱を持った身体を冷やそうと、川辺によって。
GM : …と。不意に。
GM : 川辺に立つ君の耳を、空気を震わす低い音が掠める。
皓 : 「―――?」あまり聞きなれない……いや、聞いても気づかないのだろう音に。
GM : 目に入ったのは
GM : 赤。
GM : 無数の微細な赤い光が、君の周りに群がった。
皓 : 何だ? と口中で呟き――顔を上げ。
皓 : 「――え、何だ、これ」
GM : 耳障りな羽音を立てて、君の周りを飛び回る――虫。
皓 : ざ。と空間を手で払う。
GM : 手に触れると、微かに痛みが走る。
皓 : 「ちょ――と、多すぎるよ、これ……! それに……」
皓 : 「……っ!?」
GM : 虫は腕にしがみつくように、離れようとしない。
GM : 一様に、赤い光を発している。
皓 : 思いがけない痛みに手を引き、下がり。
皓 : 「え、何……!」
皓 : たた、と後ろ足で飛びのくように、離れ。
皓 : 纏わりついたそれは、叩き落とす。
GM : 数匹は、川の方へ行ったが…腕に残った虫は懲りずに君に向かってくるようだ。
皓 : 「ちょっと……何だよ、これ!」
皓 : 流石に苛立ち、逆腕で払いのけ。
GM : ぱたぱた、と軽い音を立てて。虫は地面に落ちた。
GM : 周りに居た虫も、殆ど散っていって仕舞ったようで、あの不快な音はもうしない。
皓 : 「あー、もう……なんだかなぁ」落ちた虫を眺め、がりがりと頭をかいて。
皓 : 腕とかに傷とかあるんですかなぁ?
GM : 傷はないかな。しがみつかれたときに脚が触れたのが痛かったようで。
皓 : 了解。
GM : と。そこで
GM : ??「…それ、君がやったの?」声がする。
皓 : 「羽虫って訳じゃないよな……それにしても……って、え?」
皓 : 声に振り向き。
GM : 振り返ると、そこには着物の少年が居た。
GM : 君をじっと見て。
GM : 少年「……君が、殺したの?それ。」責めるようにも聞こえる。ただ、聞いているだけにも。
皓 : 「え? ―――」
GM : 指さす先には…先程の虫。
皓 : 言葉と仕草に、つられるように足元に視線。
GM : 地面に落ちて、動かなくなっている、いくつかの死骸。
皓 : 「え、あ……そうなるかな」
皓 : どことなく、ばつが悪そうに首肯。
GM : 少年「そう………。」
GM : 少年「………ありがとう。」
皓 : うわ、何か気まず……と思いかけ。
GM : ぽつりと、澄んだ声で。
皓 : 「え?」
皓 : あっけに取られ、その姿を凝視。
GM : 伏せていた目を、君へと向け直し。
GM : 少年「ありがとう。殺してくれて。」
GM : 僅かに微笑む。
皓 : 「―――」――悪寒。
皓 : 「そんなの、礼を言われることじゃないだろう? 止めようよ」
GM : ふわりと、先程の…もう、赤く光っては居ないその虫が、少年の手元へ飛来する。
皓 : 向けられた視線から自分のそれを外し。
GM : 少年「いいんだよ。…殺してあげて。そいつらは、自分では死ねないから。」虫を、どこか哀しそうに見つめて。
皓 : …………。
GM : 少年「……ずっと、ああやって苦しみ続けるくらいなら、殺してあげた方が良い。」
皓 : かける言葉を見つけられずに、一瞬口を開きかけ、黙り。
皓 : 「――君みたいな子が、さ」
GM : 手に止まった虫を川の方へ放してやり…君を見る。
皓 : 「“殺す”という言葉を軽々しく口にしないほうがいいと思うな」
GM : 少年「…………?」首をかしげる。
皓 : 「言葉に慣れたら、その意味にも慣れるよ。……だからさ」
皓 : 「あまり、そういう言葉は軽々しく口にしちゃいけないと思う」
皓 : 何を言ってるんだろうな。という自覚はあれど。
GM : 少年「………。…君って、変わってるね。」一瞬きょとんとして、それから、目を細めて笑う。
皓 : 「残念ながら、言われ慣れてるんだ。それ」笑い返す。
GM : 少年「そっか…。…ね、君、ここの人じゃないだろ?」楽しげに笑う。
GM : 少年「名前は?いつまでいるの?」
皓 : 少し無理をした笑顔。「うん。僕は津嶋皓。ここには合宿で来るから……暫くいると思う」
皓 : 「君は?」自然な訊き返し。
GM : 少年「そ、か。皓…か。」
GM : 少年「僕?僕は………。」
GM : ホタル「“ホタル”。」
皓 : 「……“ホタル”」口中で呟くように。その意味を思い出すように。
皓 : 今は滅多に見ることのない、儚い虫の名前。
GM : ホタル「…そう呼ばれてる。…ねえ皓。しばらくここにいるなら、また話、できるかな。」
皓 : 呼びかけに、我に帰り。
皓 : 「――あ、ああ。会えると思うよ。この村はあまり広くなさそうだし」
皓 : 「もし用があるなら……」と、合宿場所を告げて。
GM : ホタル「…分かった。ありがとう。」頷いて。
GM : ――そうしている内に。どこからか、夕食の香りが漂ってくる。
皓 : もう、そんな時間か。と我に帰り。そういえば辺りも暗くなってきた。
皓 : 「じゃ、そろそろ戻らないと。……君も、もう帰った方がいいんじゃないかな?」
GM : ホタル「うん。…そう、だね。……それじゃ、またね。皓。」少し、表情がかげったのは気のせいか。
皓 : それじゃ。と小さく呟いて、手を振り。――その表情に、一瞬曳かれるものはあるものの。
皓 : 「また会えるよ。約束する」それだけ、きっぱり言って。道を戻る。
GM : 約束を残して、君は少年と…ホタルと別れた。
GM : シーンエンド
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GM : scene2
GM : ScenePlayer:緑川 千里
GM : Place:本間家
GM : time:夜
GM : entrance:不可
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
千里: #1d10+35
※ダイス : Chisato:1d10=(1)=1+35=36
GM : 夏休み
GM : 君は知り合いの大学教授からの頼みで、「フシンバムシ」という虫の調査をしに、ここ峰山村へと来ていた。
GM : 日暮れ前にどうにか村に着いた君は、発見者の本間博士の所へ向かい…
千里: 「あー、やぁっと着いた。結構長かったなぁ」
GM : 今、やっと荷物なんかを片付けて。調査の話を聞くことになったわけで。
GM : 麗子「遠くからお疲れ様。せっかくの夏休みにこんな辺鄙な所に来させちゃって、ゴメンね。」
千里: 「いーえ。私も久し振りに色々と解放気分を味わいたかったので。これ、お土産です。宜しかったらどうぞ」
千里: 荷物の中から菓子箱を出して手渡す。
GM : 麗子「あらあらご親切にどうも。」
GM : 黒髪の美人さんで、白衣なんかがよく似合う女性だ。
千里: 才色兼備ってのはこういう人のことを指すのかな、とか思いながら、荷物を正して腰を下ろす。
GM : 麗子「今、お茶を用意してますから…っと。」言葉を遮るように、部屋のドアがノックされる。
GM : ??「失礼します。」お盆に載せたお茶を持って入ってきたのは、高校生くらいの少年だ。
千里: ノックの音に反応し、扉のほうを見る。
千里: 「どうも、お邪魔してます」ぺこり。
GM : 麗子「ありがとう、霞。…ああ、紹介してなかったわね。息子の霞です。」
GM : 少年は湯飲みをテーブルに置くと、軽くお辞儀をして見せた。
千里: 「こんにちは。フシンバムシ調査の助手をしにきた緑川千里です。よろしくね」にっこり。
GM : 霞「よろしくお願いします。何もないところですけど、ゆっくりしていって下さい。」笑みを返して。
GM : 麗子「不詳の息子ですけど、よく手伝ってくれるんです。家の中で分からないことがあったら、この子に聞いてくださいね。」
GM : あ、因みに宿泊は本間家です(何
千里: 「はい、そうさせてもらいます」少年に告げて。
GM : と、そう言って麗子は霞の頭を撫でる。
千里: 「よくできたお子さんですね」ぼそぼそと小声で本間さんに告げる。
GM : 麗子「ええ。それはもう……私のたった一人の、大事な子ですから。」
GM : 照れもなく、そう言ってのける。
千里: 本間博士っていくつくらいの年齢なんでしょうか?>GM
GM : んー。40前後といったところですか。
GM : ふと、そこで気がつくのだけど。
千里: こんな大きな息子さんがいるだなんて、到底思えないのよねーとか内心思うも。
GM : なんだか、博士の目がおかしいような、そんな気がする。
GM : なんというか、息子に向ける慈愛と言うよりも……陶酔。
GM : 対する息子の方も、表情豊かなようでいて、さっきから貼り付けたような笑みを崩さない。
千里: 『熱心な教育ママとその優秀な息子、とかいった感じなのかな』何の気は無しに。
千里: 「…じゃあ、すみませんが暫くご厄介になりますね。宜しくお願いします」ぺこり。二人に頭を下げ、ポニーテールが跳ねる。
GM : 霞「はい。………。…それじゃあ、僕は、これで。ごゆっくり。」そう言い残すと、またお辞儀をして霞は出て行った。
GM : 麗子「……さ、それじゃあ、早速調査の話でも始めましょうか。長くなっても退屈でしょうし。」
千里: 「あ、はい」頷いて。
GM : 霞が出て行くのを見送って。元の雰囲気に戻った彼女は資料やらなんやらを引っ張り出し始める。
千里: そそくさと博士の傍へ行き、資料の閲覧を。
千里: 限られた夏休み。手伝いの他にも楽しい事があればいいなー…なんて思いながらも
千里: それと同時に、面倒な事に巻き込まれなければいいのだけれども。
千里: そんな事を感じながら資料を繰った。
千里: シナリオロイスへの感情を。
GM : はいさ。
千里: 本間 麗子に、■尊敬/□猜疑心で。
GM : 了解です。
GM : では、シーン切りますー。
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : scene3
GM : ScenePlayer:水村 繭 四季守 サキ
GM : Place:黒巣市郊外
GM : time:深夜
GM : entrance:不可
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
繭 : #1d10+33
※ダイス : Mayu:1d10=(6)=6+33=39
サキ: #1d10+31
※ダイス : Saki:1d10=(1)=1+31=32
GM : 深夜。
GM : 君たちは、黒巣市からやや離れた場所に、居た。
GM : この所黒巣市周辺で頻発している殺人事件。
GM : その“犯人”と思われる――名乗るに、“虫の群”――というOVを追うのが君たちの仕事だ。
GM : 行動範囲が限られているらしいという情報を元に、待ち伏せしたところ、果たして“それ”は現れた。
GM : そして、それを追って来たのだが……
繭 : 足早に夜道を歩く。愚痴を飲み込んで、黙々と周囲を見回して、一つ息を吐いて
繭 : 「──駄目。気づかない間に知らない所まで来ている。四季守さん」
GM : 目標を捉えてどれくらい経ったか。周囲は既に、町並みから山並みへと変化していた。
サキ: 「迷い……ましたね」
サキ: ぽつん。
GM : 目標は、この先の茂みに消えた…のは確かなのだが。
繭 : 「そうみたい」僅かに苛立たしげに、夜山の様子を見やって。
サキ: 「携帯とか届きますか?水村さん」
繭 : 「4分前に圏外表示を確認した。──戻る訳にもいかない。任務の遂行を優先しましょう」
サキ: ひゅるりと影に”鬼”を戻す。
サキ: 「わかりました」
サキ: ナイフを腰の鞘に仕舞い。
繭 : 「向こうのテリトリーかしら。………これは」ふいに顔を上げて
サキ: 「だと思います。怖い。ざわざわする」
繭 : 「誘われたわね」吐き捨てて。
サキ: 「ですね」
サキ: 目を伏せて。
サキ: 「でも行きましょう」
GM : 周囲は虫の声もしない。無音。
繭 : 「ええ。それはそれで都合はいい。じきに出てくる」
GM : では、茂みの向こう。
繭 : ひた、と茂みの一点を見据える
GM : 無音の世界に、低く。空気を震わす音が聞こえてくる。
サキ: 少し逆手で腰の刃を抜く。
繭 : 「御出ましよ」ぎっ。獣と重力で出来た拳を握り。
GM : 次いで、光。
GM : ほの暗い、赤が。二つ。
GM : ゆっくりと、闇よりにじみ出るように…いや、何かか収束するように。
サキ: 「………わかってます。これは……禍々しい」
GM : どうにか人の形を保っているそれが、君たちを見据えていた。
繭 : 「……“虫の群(バグズクラウド)”とはよく言った物ね」
繭 : その光景を何時ものように、どこか苛立たしげに。
GM : “虫の群”「―――」低い音。威嚇するように。
繭 : 「UGNに投降しなさい。暴力は嫌いよ。私」
GM : “虫の群”「――――…」嗤った、様に見えた。と。
サキ: 「────血に繋がりて来たれ。”鬼”」
GM : 瞬間、“群”は霧散するように消え、無数の赤い光が君たちに襲いかかる。
サキ: 刃で掌を裂いて。垂れた血を大地に押しつける。
繭 : 「………邪魔!」
繭 : 苛ついた声と共に掛かった重力に、びしりと周囲の草木が悲鳴を上げる。重力の要塞が虫の一部を叩き落す。
繭 : 「──四季守さん!」
GM : 落とされた虫は地面へ。ぱさぱさ、と乾いた音がする。
サキ: ──無音でサキの”影”が”鬼”の姿となりて顕現化する。
繭 : 「私は“これ”を。他は、任せる」
サキ: 「わかりました」
繭 : 見えない重み、見えない威圧で、視界を遮る飛び回るもの達を地に這わせていく!
繭 : 「でも、多すぎる……!」舌打ち
GM : では、別の光達がサキの行く手をも阻む。
サキ: 「”吹き飛ば──”」令をつごうとして。留まる。
GM : と、不意に。…五月蠅いほどだった羽音がぴたりと止む。
サキ: 「────」
GM : 飛び回っていた光も、動きを鈍らせて…先程の茂みの前に収束していく。
繭 : 怪訝に見やる。
繭 : 「……一体なに」
GM : “虫の群”「――――っ―。」再び形作られた人の形が、苦しげな音を発して。
サキ: 更に血を撒いて影を縛る鎖として。押しとどめる。鬼が蟲に持つ不快感を抑制するように。
繭 : 思わず一歩踏み出して。
GM : “虫の群”「―――――!!!」威嚇するような、叫ぶような音。一際、赤い目が光ったと思うと、そのまま…その気配ごと散り散りになって消えた。
サキ: 「考えられるのは警戒してるのだと思います」
繭 : 「………」
サキ: 「逃げられました。でも──遠く無いです」
繭 : 「……ええ」卒なく頷く。
GM : 茂みの向こうに、川面が月の光を反射していた。
サキ: 「向こうに人里があれば。そこの人かもしれません」
繭 : 「作戦中断。この山から下りる。近くの町にでも行きましょう」
サキ: 「わかりました」
繭 : 「……勘弁して欲しいものね。夏休みが、また一日減る」無意識にぼやいた。
サキ: もう一度刃を仕舞い。鬼を影に潜ませる。
サキ: 「………くす」
サキ: 思わず笑う。
繭 : 「………笑わないで」
繭 : 少し恥ずかしげにそっぽを向いて。山を下り始めた。
サキ: 「ご、御免なさい」慌てて。手を振りながら謝罪。あたあたしながら繭の後をついて山をおりる。
GM : では、シーンエンド。
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : 【Middle phase】
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : scene4
GM : ScenePlayer:津嶋 皓
GM : Place:峰山村
GM : time:昼
GM : entrance:不可
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
皓 : 登場 #1d10+41
※ダイス : kou_t:1d10=(3)=3+41=44
GM : では、翌日。
GM : たまの中休み日、ということになったらしく、君は昼食後をのんびり過ごしていたりする。
皓 : 「あの人の押しの強さもたまには役に立つんだなー」のほん。誰のことかは察してください! とか思いつつ。
GM : まあ何がある場所と言うこともないので、ふらふらするなりどこか遊ぶ場所を見つけるなりするくらいしか無いわけだが。
皓 : そういえば。と。
皓 : 「あの川、結局まともに近づいていなかったっけ」思い出す。
皓 : 「――うし。折角だし」立ち上がり、タオルを手に。
皓 : 昼間からあの虫はいないよな。と少々不安に思いつつ、突っ掛けを引きずり、一路、川へと。
GM : では。向かった川は、夕暮れとは違って穏やかに流れていた。人気もなく静かだ。
皓 : 「ふーん」見回し。あまり人気がないんだなぁ。と思いつつも。
GM : 日差しは強いが、今日はまだマシな方だろう。まばらな草むらと、光を反射する川面が揺れている。
皓 : 「操君も連れてきてあげればよかったな」思い出すことがあり、笑い。
皓 : んじゃ。と、サンダルを履いたまま、川中へ。膝くらいまでなら普通に行けるかな。
GM : さほど深くないので、まあそんなもんですかな。
GM : そうしていると。少し先の川べりに立つ、以前見た少年の姿を見つける。
皓 : 「お、冷た」ぱしゃぱしゃとわざと水しぶきを蹴り上げつつ、その軌跡を目で追いながら。
皓 : ――と、視界に入った人物に意識。
皓 : 「あれ、ホタル君?」
皓 : 届くようにその名を呼ぶ。
GM : 水音に気がつかなかったのか、ぼんやりと宙を見ていた目が、そちらを向く。
GM : ホタル「……皓…?」
皓 : おーい。と呼びかけつつ、水の中から歩み寄り。
GM : 呼び返して。ゆっくりと、虚ろな表情が笑みに変わる。
皓 : 「昨日の今日じゃ、久し振り。っていうのも変だけどね」
皓 : 「また会えたね。約束通り!」に。と、笑う。多分、初めて見れるだろう表情で。
GM : ホタル「……。」一瞬、呆気にとられたように見て。
GM : ホタル「…うん、約束通り。」照れくさそうに笑った。…今までより、どこか柔らかい。
皓 : ちなみにホタル君は歳はいくつくらいですかなぁ?
GM : んー。同じくらいに見える。です。
皓 : 了解。
皓 : 自ら上がり。川原に座り込んで水気を拭きつつ。
GM : ホタル「…皓は元気だなあ。今日は、暇なの?」
皓 : 「この村の子達って、あまり川遊びとかしないのかな?」見上げながら。
皓 : 「いきなり暇になっちゃってね。天気もいいし。もったいないなと思ってさ」
皓 : あははと笑い声を上げながら。
GM : ホタル「…ああ……。あまり、子供がいないから、ね。こんなところだし。」苦笑して。
皓 : 「ふぅん」
GM : ホタル「…そっか。…じゃあ、そういうときに出会えて良かったな。」暇だ、と言う返答に、呟く。
皓 : 「ホタル君も興味ないのかな。身近にあればこそ、行かないってやつ? ……ん?」
皓 : 何かあるの? と見上げる視線で問うように。
GM : ホタル「……んー。川の水に触れるのは好きなんだけど、さ。…いや。」手で水を掬いながら。
GM : ホタル「…皓はさ、どれくらいここにいる?」
皓 : 「うーん、と」一瞬虚空を見上げ。
皓 : 「気まぐれな人が上にいるから、確定じゃないけど。あと2週間くらいはいるんじゃないかな、多分」
皓 : 適当な答え。
GM : ホタル「……そっか。…でも、やっぱ、いつかは帰っちゃうだろ。」だから、と視線を合わせ。
GM : ホタル「…ちょっとでも時間ある時に、会えて良かったなあって。」
皓 : 「それは……」そうだね。と、声に続けるのはためらわれる。視線。
皓 : 「……ホタル、今暇なのかな?」
GM : ホタル「僕、さ。ほら…こんなとこだから、同じ年頃の友達とか、いないんだよね。」
GM : ホタル「一日中じゃないけど、今は暇。かな。他に用事もないし。」
皓 : あー、だろうな。とは声や態度に出さすに納得しつつ、とりあえず言葉を待ち。
GM : ホタル「用事があるとすれば、ここに来ることくらいだから。」ぱしゃ、と水を手で掻く。
皓 : 「そっか。じゃ、この村でホタル君の好きなとこ案内してもらえるかな? 僕、まだ来たばかりで勝手解らなくてさ」
GM : ホタル「…へ?」面食らったようにそちらを見る。
皓 : 「迷惑でないなら。君の知ってるこの村の様子を知りたいな」ダメかな? と立ち上がりつつ、首をかしげ。
GM : ホタル「……あ、うん。迷惑とか、そんな…。……僕、結構長いことここにいるからさ、色々…面白いかどうかは分かんないけど。知ってると思う。」急に饒舌になって。立ち上がる。
皓 : 「君は、僕が初めてこの村で出来た友達だから。色々、教えてよ」
皓 : 様子に笑い。
GM : ホタル「……うん。じゃあさ、こっちこっち。」言って。君の手を取ると、なんだか張り切って歩き出す。
皓 : 「初めて見る景色は、何でも面白いよ……ってうを!?」いきなり引っ張られ、つんのめりつつも。
GM : 短い時間を、惜しむように。
GM : その後のいくばくかの時間を、共に過ごした。
GM : シーンエンド
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : scene5
GM : ScenePlayer:緑川 千里
GM : Place:峰山村
GM : time:昼
GM : entrance:任意
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
千里: #1d10+36
※ダイス : Chisato:1d10=(8)=8+36=44
GM : では翌日。
GM : とりあえず、昨日の話で分かっている「フシンバムシ」の情報を。
千里: 昨日一日でフシンバムシについて一夜漬けで頭に叩き込んだということで。
GM : いえっさ。
千里: 情報ですか、知識ですか?<学問
GM : ・不寝番虫(フシンバムシ)
GM : ああ、知識があったな。(むん
千里: ダイス的には情報のほうが良い目が出せそうです(何)
GM : 学問関係が在ればそれで振ってくれて構わないですー
GM : ってコネ全部在る(笑
千里: コネ:大学教授を使用して、情報:学問で判定します。
GM : はいな。
千里: 《地獄耳》使用、侵蝕値46%に。
千里: #7r10+0
※ダイス : Chisato:7r10=(7,10,1,6,10,6,10)=Critical!!
※ダイス : Chisato:3r10=(7,10,8)=Critical!!
※ダイス : Chisato:1r10=(6)=6+20=26+0=26
GM : ちょww
千里: 優秀な生徒です。26。
繭 : 千里んスゴイ!(何)
GM : し、仕方ないから全部出してあげるわよ!仕方なくだからね!(何
千里: かむひあ(何)
GM : …まあ提示(何
GM : ・不寝番虫(フシンバムシ)
GM : 俗称「アカホタル」。峰山村の河川にのみ生息し、ホタルのように発光する虫。
GM : 通常はホタルと同様に緑に近い光を発するが、時折激しく飛び回りながら赤い光を発することがある。その際、非常に攻撃的になるが、川の水を掛けると元に戻ることが確認されている。
GM : 昼夜関係なく活動し、死骸すらあまり見かけないことから「寝ずの番」の名が付いた。
GM : 発見者は本間麗子博士。
GM : 以上ですの。
千里: 「やっぱ実物を見てみたいよね」誰に言うでもなく独り言を。
GM : で、まあ現在水質調査とか生態調査とかの真っ最中だそうです。と。
GM : 他に調べたいこととかありますかいな。
千里: 本間博士自身の噂とか、個人的に調べてみたいですねー(わくわくw)
GM : おういえ(笑
千里: そりゃもうゴシップ大好き乙女の目で(キラキラと)
GM : ならば、
GM : 情報:学問、噂話、峰山村、くらいですかな。
千里: 峰山村…だとコネが無いので、情報:噂話で。
GM : はいさ。
千里: 《地獄耳》使用、侵蝕値48%に。
千里: コネ:噂好きの友人 #7r10+0
※ダイス : Chisato:7r10=(5,4,1,8,10,10,1)=Critical!!
※ダイス : Chisato:2r10=(10,6)=Critical!!
※ダイス : Chisato:1r10=(7)=7+20=27+0=27
千里: ……27。
繭 : ちょwwwまたwww
千里: 生き生きしてます!
GM : さっきからもう(何
GM : ・本間 麗子(ほんまれいこ)について
GM : 「フシンバムシ」の発見者。以前は別の場所に住んでいたが、発見以来峰山村に移住してきた。
GM : 家族は夫と息子がいたが、数年前に夫は死去。現在は息子と二人で暮らしている。
GM : 夫の死以来、研究に没頭するようになったのか、あまり外で目撃されていない。
GM : しかし、深夜に何者かと会っているのが数回目撃されているらしい。
GM : 息子を溺愛している、が、時折ヒステリックな声が家から聞こえたという話も。
千里: キュピーン。私の脳内の細胞が急激に活性化しましたよ。
GM : うーん。27か…。
GM : まあうん。じゃあ、言いましょうか。
千里: ありがとうございます。
GM : 会っていた相手は、特徴からFHの関係者ではないかと思われるそうです。
GM : いじょで。(とろとろすんません)
千里: 聞きましたか奥さん。私の好奇心はビンビンMAX状態ですよ(←心の呟き)
GM : キラキラしてるな(何
サキ: 奥さんって誰だ(何)
千里: 脳内の(何)
繭 : アラヤダ奥様もそう思いますこと(脳内)と(何)
GM : さて、じゃあそんなことをチェキしたあなたは…どうするかね(何
千里: ええと。そういうわけで、学問に関係あること無いことを頭の中に叩き込みまして。
千里: 名目上はフシンバムシの実態調査をするということで、とりあえず博士の許可を貰って村の散策とかします。
GM : 了解。
千里: 「〜〜〜♪」鼻歌交じりに砂利道を歩く。
繭 : では登場を。
繭 : #1d10+39
千里: 「やっぱ田舎の空気はいいねえ」すーはー。深呼吸。
※ダイス : Mayu:1d10=(5)=5+39=44
繭 : がさっと音を立てて、草木の中から割って現れる。
サキ: #1d10+32
※ダイス : Saki:1d10=(3)=3+32=35
千里: 「昨日も今日もまあったく〜、おんなじ人などいなぁい♪」
サキ: ひょこっと繭の後ろから現れる。
繭 : 「また道に迷った……」(何)
サキ: じーっ。
サキ: 歌ってる人を温かい目で見る(何)
千里: 足取りも軽く歩き………って。くるり、振り向く。
千里: 「…………」
繭 : 翌日改めて捜索しようとしていたが、迷って村の中に戻ってきた我々!(何)
千里: 「あーーーーっ!」指差し。
サキ: びくっとして繭の後ろに隠れる。
繭 : 「……あ」(何)
千里: 「どしたの? なんでこんなトコに繭ちゃん居るわけ?」
千里: 「ええと。そこのキミは、繭ちゃんの友達…かな?」
繭 : 「……その。端的に言えば『仕事』」こっちも何で彼女がここに居るのかと考えてるっぽい表情しつつ
千里: 色黒の女の子を見つつ。
サキ: 「です」こくんと首肯。
千里: 「私はプライベートだよ。…ああ、でもそうだ」手ぽむ。
千里: 「ちょっと気になる話を耳にしたんだけど……どうしよっかな〜」
繭 : 「……」協力して貰っているイリーガル、と言い出す前に友達と言われてちょっと戸惑い。(何)
繭 : 「……何か、有ったの?」
サキ: 「……………」むーっと。秘密にされて何となく頬を膨らませてみる(何)
千里: 「ええっと。繭ちゃんの『仕事』ってことなので、彼女も一緒だと考えて話をしていいかな?」繭たんに一応確認を取る。
繭 : 「ああ。UGNエージェントの、緑川千里さん」軽くサキに紹介をして、千里さんに頷く。
千里: 「よろしく。黒巣市のエージェントなの」とりあえずサキちゃんに握手を求める。
千里: 「仕事の内容ってのは…FHのエージェントを探しに此処に来たの、かな?」
サキ: 「それで結構です。──私は四季守 魅鎖希。サキでお願いします」ひょこひょこ繭の後ろから出て握手に応じる。
千里: 「サキちゃんね。よろしく」にこっと笑って。
繭 : 「……」そんな二人を見つつ。周囲に人を居ないことを感じ取ってから
サキ: 「はい。宜しくお願いします」にこりと笑って。
サキ: 「水村さん、仕事のお話お願いします」
繭 : 「こちらの仕事は、簡単に言えば殺人事件を起こしている“虫の群”──バグズクラウドの確保。追って来たらこの周囲に誘いこまれて」頷いて。
サキ: わたわたしつつ話の続きを促す。
千里: 「うんうん」逐次頷きを入れながら繭の話に耳を傾け。
繭 : 「赤く光を纏う虫を使う─というより、人型を取れる虫──かな。まあ、そんな感じの、“目標”を追っているの」
千里: 「任務中…って訳ね」
繭 : 「そう言う事」
繭 : それで、そっちの気になる話は一体なんだろうかと。視線を投げて。
千里: 「私は完璧にプライベートでこの村に来たんだけど、“噂”を仕入れちゃって。FHエージェント『らしき』人と会っている人物がいるとか…」
サキ: こくこく。瞳に好奇心を湛えて。
繭 : 「………そう」
千里: 「まだ確定はしてないし、その人は私が今世話になっている人だから…あんまり疑ったりはしたくないんだけど」
千里: 「とりあえず、誰かの耳に入れておこうと思って。何かあったら…その、今まで以上に困る人とか出てくるしね」
繭 : 「……気持ちは分かる。でも、手がかりは放っておけない」ばつが悪そうに、断って。
千里: 「うん」
千里: 「それで、念のため尋ねてみるけど」
繭 : 「……何」首傾げ。
千里: 「宿とかは取ってあるの? もしまだだったら、私が世話になっている本間博士にアテがないか尋ねてみるけども?」
繭 : 「…………」ぎぎ、と目をそらして、サキの目線とぶつかる(何)
千里: 「………」黙して二人の動向を見守る(何)
サキ: 「………」ふるふる。首を振る(何)
繭 : 「………………そういえば、そんなものを取る必要もあったような……」小さい声。
繭 : 忘れてた二人!(何)
サキ: お願いしますの必死の目線(何)
繭 : 同じく必死っぽく見返すね!(何)
千里: 「ここまで来るの大変だったでしょ? 向こうに休憩所あるし其処で休んでて。尋ねてきてあげる」
GM : ではそこで、
GM : 霞「…あれ。緑川、さん?」声がかかる。
千里: 「あれ? 霞君?」
サキ: ぺこり。来た人に深く頭を下げる。
繭 : ……会釈。
GM : 霞「こんにちは。…もう調査始められてるんですか?」と、二人に目をとめて。軽く頭を下げる。
GM : その時、霞の目が少しだけ険しくなったような、気がした。
千里: 「うん。その途中だったんだけど…丁度良かった。あのね
千里: 」」
サキ: 何事だろう。首を捻る。帽子がずれる。
千里: 「道に迷って困っている人達なんだけど、どこかに泊めてもらえるような処って無いかな?」二人を見て。
繭 : 「……そうなんです」その目が少し気になりながら、無難に合わせて。
GM : 霞「……お知り合い、ですか?山道は大変だったでしょう…。」顔を上げると、もう元の笑顔に戻っている。
千里: 「女の子二人だし…野宿してもらうのも可哀想だと思って。ね、お願い!」ぱん、目の前で両手を合わせ。
繭 : 実際困ってはいるのだ。演技でなくサキと顔を合わせて、途方に暮れたような顔。
GM : 霞「そう、ですね……さすがにうちだと二人分の空きはなさそうですし……。あ、そうだ。」
GM : と、霞はポケットから紙切れを取り出すと、じっと見て確認してから。
GM : 霞「ここ、村の公民館みたいな所なんですけど…母の紹介なら、一日くらい貸してくれると思います。」と、簡単な場所を書いた紙を渡す。
千里: 「ありがとう。助かりますっ」
千里: くるりと二人に振り向いて。渡された紙を手渡す。
繭 : 「……その。あ…ありがとう。ごめんなさい」少し安堵。二人に軽く頭を下げる。
サキ: 「ありがとうございます」もう一度ぺこり。
千里: 「良かったね、何とかなりそうで」
千里: 霞の険しい顔に気づいてない自分は、とにかく宿が取れたことにだけ安堵して無邪気に笑う。
GM : 霞「いいえ。…それじゃあ、お気をつけて。緑川さんも、調査頑張ってくださいね。」言って。またお辞儀をすると、家の方に歩いて行きますよ。
千里: 「はーい、頑張りますよー」手を振って彼を見送った。
サキ: 「むー」
繭 : 「あ、─それじゃあ」
千里: で。自分がこの村に来た理由や、調べた事(情報ロールの結果)とかをおしゃべりしつつ集会所まで歩きます。
繭 : それを聞きつつ。ぽてぽて歩いていった感じで。
サキ: 幾分、ぼーっとしつつ。二人の後を慌てて追いかける。
千里: 「まさかこんな村でもゴシップがあるなんて……」などなど。
サキ: サキの影がゆらりと一瞬大きく伸びて。元通りに戻った。
千里: 何故か楽しそうに笑いながら、三人は村の中心部へと歩いていった。
GM : では、シーンエンド
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : scene6
GM : ScenePlayer:水村 繭 四季守 サキ
GM : Place:峰山村/公民館近く
GM : time:夕方
GM : entrance:任意
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
繭 : #1d10+44
※ダイス : Mayu:1d10=(4)=4+44=48
サキ: #1d10+35
※ダイス : Saki:1d10=(6)=6+35=41
千里: #1d10+48
※ダイス : Chisato:1d10=(1)=1+48=49
サキ: 「ここですねー」
千里: 「うん。結構綺麗な建物みたいね」
GM : では、君たちが歩いていくと、それっぽい建物が。
サキ: 「でも公民館って言ってたのですけれど。誰か先使ってるのでしょうか」
千里: 「どっかの学校が合宿にでも来てるのかな?」小型のバスが停まっているのを見て呟く。
繭 : 村の様子を眺めながらほてほて歩く。
サキ: 「緑川さんは知らないのですか?」
皓 : #1d10+44
※ダイス : kou_t:1d10=(2)=2+44=46
千里: 「うん。私もまだ村を全部回ったわけじゃないしね。着いたのは昨日よ」
繭 : 「……その可能性はあるかもしれない」頷いて、公民館の方へ顔を向けて──
皓 : 3人とは別方から、突っ掛けをぺたぺたと。
繭 : 「………」(何)
サキ: 「あー」背伸びして手をぶんぶん。
皓 : 「………」
皓 : 「あれ?」間の抜けた声で。
千里: 「…皓君? 合宿って、皓君の学校だったんだ」
サキ: 「津嶋のおにーさんだ。こんにちはー」手をぶんぶん。
繭 : 「津嶋、君」よく知り合いに会うなと思いながら(何)
千里: 「いやー。奇遇ってのは重なるものね」快活に笑って。
皓 : 「あ、いえ、学校ではなく通いの道場の合宿なんですけどーって一体どうしたんですか?」
繭 : 「……そうね……」(何)
皓 : サキにはやぁ、と手を上げつつ。
繭 : 「……私達は、『仕事』。緑川さんは、プライベート」
千里: 「あのさ、ここの公民館に、この二人泊めてもらいたいんだけど………責任者の人居るかな?」
繭 : 「それで──」説明に頷いて。
サキ: 「えっと…水村さんのお手伝いです」説明省いた。
千里: 「できれば女の人が居てくれたらいいんだけど……」どうかな? と皓君に縋るような目。
皓 : 「……“仕事”ですか」はぁ。と吐息をつきつつ。
サキ: 幾分照れくさそうにしつつも。にこにこと皓を見上げる。
皓 : 「女の人。……いますけどお勧めしませんよ?」真顔(何)
繭 : 「……一体どんな人なの?」(何)
千里: 「百合系じゃなかったらいいのよ。男の子の中に放り込むわけにはいかないでしょ」
皓 : サキの笑顔に無意識にその頭に手をやりつつ。
繭 : まあ、なんてこといいつつ、とりあえず一人合宿の人が居たほうが話も進めやすいかもしれない。公民館の中に入って、交渉。
繭 : 津島君強制的に連れて!(何)
皓 : 「えーと、梧桐さんのお知り合い。……納得してもらえる?」繭に(何)
サキ: えへへー、とでも言外に言いたそうに。帽子を被りなおす。
千里: 「あと、ちょっと小耳に挟んだこともあって……」と、皓君にもひそひそと、我々が得た情報とかを告げておきます。
繭 : 「………納得したわ」津島君に真顔で返した(何)
皓 : 「って何で僕が引きずられていくかなねぇ!?」繭に文句たれつつも
サキ: ほてほて、と皆の後をついていく。
繭 : 「…文句言わないで。ここで会ったのが運の付きよ」(何)
皓 : 千里さんの話には、目を細め、真顔で。
千里: その光景に和みながらも、『気を付けてね』と。
繭 : 「──だから、何か有ったら、私達に連絡してくれると嬉しい」
千里: それとですね。繭&サキコンビから入手した“虫の群”についての情報を調べられたらと思うんですが。>GM
GM : ぬ。はいな。
皓 : 「ああ、解ったよ。……解ったから手離して繭さん!」
GM : ・“虫の群”(バグズクラウド) 情報:UGN、FH、裏社会
GM : ですかな。
千里: 「なんだけ仲がいいよね、あの二人」少し後ろを歩くサキちゃんに、ぽそぽそと。(何)
繭 : 夏の日差しの中はきつい。取り合えず、公民館の中に入らせつつ。(何)
繭 : なんとなく名残惜しそうに手を離した(何)
サキ: 「ですねぇ」にこやかーに。千里に(何)
繭 : じゃあ情報判定しますかな
GM : 他に調べたいことあれば同時にでも。(こく
繭 : 公民館の人に対しては、事情を適当に捏造して(夏休みの研究でアカホタルの生態をとか)説明してお願いしたという事で済ませておこう。
千里: じゃ、繭たんサキたんお願いします。<虫の群れ調査
繭 : おーけ……
サキ: おーけー
繭 : 社会1でUGNのコネがねえ!(何)
繭 : サキたん頼む!
皓 : うん、ではこっそりホタルについていけますかな。 <調べ物
千里: 驚愕の事実!(何)
GM : うぃさ。
繭 : 噂話のコネ取っちゃってた!
繭 : #1R10+1 “虫の群”(バグズクラウド) 情報:UGN
※ダイス : Mayu:1r10=(5)=5+1=6
サキ: ふっ。頑張るさ(何)
千里: 今まで得た情報は、皓にも話しますよ。嬉しそうに(何)
サキ: #5r10+1 裏社会
※ダイス : Saki:5r10=(8,10,1,4,4)=Critical!!
※ダイス : Saki:1r10=(1)=1+10=11+1=12
サキ: 12で。“虫の群”(バグズクラウド)
GM : はい。充分でする。
繭 : 「……地獄耳」ぽそと(何)<ウキウキ緑川さん
皓 : んじゃ聞いた(何) <噂話 >ちーちゃん
GM : ホタルについては…そうだな。情報:噂話、峰山村 で。
サキ: #5r10+0 噂話
※ダイス : Saki:5r10=(2,6,4,8,10)=Critical!!
※ダイス : Saki:1r10=(7)=7+10=17+0=17
サキ: 17で。
GM : おお。
GM : じゃあとりあえずここまでの分を。
GM : ・“虫の群”(バグズクラウド)
GM : 所属不明のエージェント。調べで、FHとの繋がりを確認。
GM : 黒巣市郊外を中心に、無差別殺人を繰り返している。
GM : 出現地域は限定されており、その範囲から峰山村周辺を拠点に持つと思われる。
GM : 単体ではなく、群で一つの形を作っている様子。バラバラになることで複数の相手を襲うことが出来る。
GM : 特徴は赤く光る目。
GM : どうやら、別の人物の指示で動いているようである。
サキ: 「むー」
GM : 暫定、“虫の王”。FHの関係者、研究員である可能性が高い。
GM : いじょ。
千里: ホタルについては?
GM : で、ホタルですが
GM : そのような名前の少年は、村には居ない。
皓 : を。
GM : だが、外見的特徴から、恐らく「本間 霞」と同一人物であると思われる。
GM : です。
千里: では、本間霞についても調べたいです。
GM : うぃす
GM : ・本間 霞について 情報:噂話、UGN、学問、峰山村
GM : もさもさとこんなとこで。(何
千里: 本間霞について。情報:UGN コネ有り、《地獄耳》込みで侵蝕率51%
千里: #7r10+1
※ダイス : Chisato:7r10=(3,9,6,3,6,7,7)=9+1=10
千里: あれれ。10で。
繭 : 一応こっちも振るか。
皓 : 1回くらい振ろう。ダメモトで噂話。#1r10+1
※ダイス : kou_t:1r10=(6)=6+1=7
千里: お願いします。
繭 : #3R10+0 情報:噂話 コネあり
※ダイス : Mayu:3r10=(3,6,1)=6+0=6
皓 : ……7!
繭 : サキたん…!(何)
サキ: エエー(何)
繭 : 頼んだ!
皓 : サキちゃん!
サキ: #5r10+0
※ダイス : Saki:5r10=(8,10,3,5,2)=Critical!!
※ダイス : Saki:1r10=(4)=4+10=14+0=14
GM : ちょw
繭 : また回した!
千里: 素晴らしい!w
GM : さきたんすげえw
サキ: ぴろりろー(何)
千里: 「サキちゃんありがとう〜」ぎゅむる。
繭 : 「四季守さん……」(何)
皓 : すごいなぁ。
サキ: 「いえいえー」えへへー(何)
GM : んだば、ぼてぼてと情報を(もそ
GM : ・本間 霞(ほんまかすみ)
GM : 峰山村に住む、本間麗子博士の息子。
GM : 数年前までは至って普通、健康そうな少年であったのだが、
GM : 父親の死から少し後くらいから、急に病弱そうな姿が見られるようになった。
GM : それ以前は一時姿が見えなかった時もあるらしい。
サキ: 「むー」
GM : 時折、苦しげに川辺でうずくまっていることがある。その際、周囲には赤く発光するフシンバムシが飛び回っている事が多い。
GM : 夜遅くに外に出る姿も目撃されている。
GM : …で。霞については以上、ですが。
GM : 先刻調べた「フシンバムシ」に別情報があります。これは別の情報として再度振って貰って構いません。と。
皓 : 判定は同じですかの?
千里: ほむほむ。
GM : 情報:学問に加えて、FH、UGN,裏社会も追加で良い感じ。
繭 : では振ってみるかな
千里: フシンバムシについて。情報:UGN コネ有り、《地獄耳》込みで侵蝕率53%
千里: さっきまでコネを計上していませんでした…(笑) #9r10+1
※ダイス : Chisato:9r10=(6,5,4,9,4,5,2,1,7)=9+1=10
千里: 10。
皓 : んでは意味なく気張るか。あえて裏社会で! #3r10
※ダイス : kou_t:3r10=(4,2,2)=4
繭 : #1r10+1
※ダイス : Mayu:1r10=(4)=4+1=5
サキ: #5r10+0
※ダイス : Saki:5r10=(2,6,10,6,10)=Critical!!
繭 : UGNで5
※ダイス : Saki:2r10=(8,2)=8+10=18+0=18
繭 : ちょ、おま。また。(何)
GM : ……。
皓 : ……サキちゃん!
サキ: ……。
GM : さきたんがなにかを受信している(何
繭 : 「ええと………四季守さん?」(何)
サキ: 「え?」(何
繭 : 「詳しいのね…」(何)
サキ: 「何ででしょうね」(何
皓 : 「凄いね」ぽむぽむと軽く頭を叩く。褒める仕草。
サキ: えへへー、と照れつつ。
GM : では、「フシンバムシ」について。
千里: 「……エージェントにならない? 支部長代理に推薦したくなっちゃった」サキちゃんの肩ぽむ。
GM : フシンバムシの特性については、以下の追加情報がある。
繭 : 「……うん、私も。そう思う」(何)
GM : ・フシンバムシ 追加
サキ: 「んーと。考えておきます」えへー(何)
自害できない、同族を殺せない
痛みを与えると攻撃的になる特性に、RVの侵蝕が関係する事が分かっている
GM : 以上。ですかのう。
サキ: 「むー。どういう事ですかね」千里の方を見つつ。
千里: 「うーん……」少し、言葉に詰まる。
皓 : 役に立たないのに気づいた時に勝手から西瓜を取りに立ち上がり。3人に配り。
サキ: 「どう思います?」繭の方を見つつ。
千里: 「フシンバムシと本間博士達が関わっているってことは…」先程の明るさがなりを潜め、言いたくなさげに。
皓 : 「―――」微かに天井を仰ぎ、吐息。――名前、嘘吐かれたんだな。
繭 : 「……世話になっておいて言うのは何だけれど。ええ」頷いて。
サキ: 最後に皓の方を見た。澄み切った、否、澄み切りすぎて人が触るには痛い水の様に。何の意も無く。見る。
皓 : 視線に気づき、見返して。
サキ: 小さく首を傾げる。
繭 : 「夫の死以来、研究に没頭するようになった博士。並びに急に病弱そうな姿を見せるようになった息子。周囲に飛び回るフシンバムシ」
繭 : 言って、同じように彼を見る。
皓 : 「友達になったんだよね、“霞”と、僕は」うん。と何かを納得させるように頷いて。
皓 : しゃく、と手の中の西瓜にかぶりつく。
千里: 渡された西瓜を手に。夏の赤に見惚れながら、自分も一口。
皓 : 面子が揃った時から、予感はあったんだ。どうせロクでもない、と。
千里: 「……レネゲイドに感染、しちゃってるんだろうね…」ぽつり。
サキ: 「────」西瓜を手に持ったまま。サキの影は円をかく様にひとりでに動いた。
繭 : 「──何でもいい。止めることさえ出来れば」しゃく。切り捨てるように。
千里: 「……うん。まぁとりあえずさ。私は戻って二人の様子に気を付ける事にするよ」
サキ: ただ。皓の方を見て。ただ笑った。少しだけ寂しそうに笑った。
皓 : 「呼び合う、のかなぁ」口を拭い、外を見て。
繭 : 行ってらっしゃい、と声を掛けた。
千里: 沈んだ空気を振り払うような明るい声を出して。
サキ: 西瓜に齧りつく。かじかじ。
皓 : ぽん。と皮だけになった西瓜を庭に捨てる。その手を千里さんに振って。
千里: 「まー、何かあったら助けてもらうことになるかもしれないけどさ、その時は宜しくね」笑って。
皓 : 「連絡待ってます。……貴方からと、“友達”からの」
千里: 「ん」一口だけ囓った西瓜を残して、手を振って身を翻した。
繭 : 「……気をつけて」
サキ: こくこく。首肯する。
繭 : ぼんやり見送った。
サキ: 「じゃあ。津嶋おにーさん。案内宜しくお願いします」
皓 : ん。と立ち上がり。「川でいいのかな?」
サキ: ぴょんと座っていた石から立ち上がる。
皓 : 慣れてるな。と思う。――慣れたくもなかったけど。
繭 : 「ええ。…宿はなんとか取れそうだし。そっちを、お願い」
サキ: 「それもあるけれど。宿舎」しょうがないなぁ。もう、といった口調。
サキ: それもそうだね、と思い直して。
サキ: 「川の案内で」
繭 : ふいにサキを見て。
繭 : 「……西瓜は、好き?」唐突に。
サキ: 「ん。どちらかと言えば苦手かな」眉を下げて。
サキ: ──血の色みたいで。それを食べている時は鬼みたい。
繭 : 苦手。分かった覚えておく、と。何が覚えておくなのかは、言わなかったが。ふいと頷いて、彼の案内についていった。
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : scene7
GM : ScenePlayer:津嶋 皓
GM : Place:峰山村/公民館近く
GM : time:深夜
GM : entrance:任意
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
皓 : #1d10+46
※ダイス : kou_t:1d10=(7)=7+46=53
GM : 深夜。
GM : なんとなく、昼間のことが気になって
GM : 気がついたら、時間が経っていて。
GM : 外の風にでも当たろうかと、外に出てきた、という所です。
皓 : 手には馴染みの袋。……ああ、こんな時でも落ち着くのには“これ”が必要か。
GM : 古びた自動販売機が、ぼんやりと道を照らしている。
皓 : とん、とん。と袋に入れたまま得物で肩を叩き。
GM : …ふと。聞こえる虫やカエルの声に混じって、小さなうめき声が聞こえた気がした。
皓 : 眼に留まったそれに立ち止まり、コインを投入しかけ――。
皓 : 「………」声のする方へ小走りに。
GM : 自動販売機の後ろ、茂みの奥。
皓 : ざ、と茂みを薙いで。
GM : うずくまる人影に、見覚えがある。
皓 : 「か―――」言いかけ、いや。
GM : 格好こそ違えど、それは。
皓 : 「“ホタル”?」呼びかける。
GM : ホタル「………っ!?」俯いた顔を上げる。だが、君の方を見ようとしない。
GM : ホタル「く…る……な……。」辛そうに震える声。
皓 : 「“ホタル”。……僕だよ、皓だ」
皓 : 言い聞かせるように。繰り返して。
GM : ホタル「……こ、ないで………くれ…。」
皓 : 「君が教えてくれた名前だよ。“ホタル”。――大丈夫」
皓 : 「驚かない。君がどうなっていようと、僕は」
皓 : そんな時期はとうに過ぎた。……悲しいけど。
GM : ホタル「……来るなあっ!!」腕を振りかざす。同時に、振り向いて。
GM : その目は、赤く染まっていた。
皓 : 「―――」
GM : 息が荒く、無かったはずの犬歯が目につく。
皓 : 一瞬、ほんの微かに息をのみ。でも下がらずに、見据え。
GM : ホタル「……あ…く……皓…。……。」赤く光る目が、頼りなく明滅する。
皓 : 「――大丈夫。“ホタル”戻っておいでよ。……ねぇ?」
GM : ホタル「………くる、し……。…みず………。」何かを押さえ込むように、声を絞り出す。
皓 : 「意思を持って……水?」
GM : ホタル「か、わ…の………う、う……。」
皓 : ああ、と。そういえば。
GM : 胸を押さえ、身体を丸める。
皓 : 「行ける……動ける? ホタル!?」
皓 : 手を伸ばし。引き寄せようと。――無理?
GM : 辛そうにしながらも、その問いには数回、頷いてみせる。
皓 : なら。頷いて。
皓 : 「手を。今度は僕が君を連れて行く!」
GM : ホタル「………っ。」震える手を…異形の形を残した手を、伸ばして、君の手を取った。
GM : で、川までホタルを連れて来ました。
皓 : 「も、少し。頑張って」川べりにその身を休ませて。確か、かけるって話だったよな。と、千里さんの話を思い出しつつ。
皓 : 両手で川の水を掬い上げ、ホタルの側に。
皓 : 「どうすればいい?」
GM : ホタル「う……がっ……。」身体を無理矢理起こし、手に掬われた水に口を付ける。
皓 : ――そのまま、飲みやすいように手を徐々に傾け。
GM : 水を飲むと、徐々に目の光や身体の変異は消えていく。
GM : ホタル「……っ…は……。」荒い呼吸を何度かして、どうにか落ち着いたらしい。
皓 : はぁ。と安堵。此方も肩の力を抜いて。
皓 : 「良かった……戻ったね、ホタル」
皓 : 笑う。今は、心底から。
GM : ホタル「…………。…皓……。」どうして?と問いかけたいような、そんな顔。
皓 : ん? と首をかしげ。視線を投げ。
GM : ホタル「…なんで……助けたの。」
皓 : 「………」
皓 : 「友達が苦しんでるの見て、ほっておくようなヤツに見えたんだ、僕」
皓 : いささかふてくされたような口調で。
GM : ホタル「……公民館に、来たんじゃないの。………その…女の子が、2人くらい…。」
皓 : 「来たよ」
GM : ホタル「………じゃあ、調べたんでしょ。…色々。」目を伏せたまま。
皓 : 「調べた……結果を聞いたかな」さらっと。
GM : ホタル「………。」視線を上げる。
GM : ホタル「………皓は、嘘がヘタだ。」
皓 : 「……それもよく言われる」目を逸らし。憮然とした口調で。
GM : ホタル「…僕が、川の水で落ち着くの、知ってるわけ無いじゃん。」馬鹿だな、と笑って。
皓 : あー、そっか。と素で納得、空を仰ぎ。
GM : ホタル「……僕さ。この村から出られないんだ。」
皓 : 「………」
GM : ホタル「…水がないと、ああなったままなんだ。……しかも、自分で死ねないんだよ。」おかしいでしょ、と笑って。
皓 : 「――死にたいの?」
GM : ホタル「…辛いんだ。」
皓 : 笑わない。ホタルの横に座って、眼を合わせないまま。
GM : ホタル「もう言っちゃうけど……母さんがね、人を殺せって言うんだよ。そうしないと、研究ができなくなるからって。」
皓 : 辛い、とは何がだろう。この村に、川に縛られることか、それとも……。
皓 : 「……幾ら母親だからって、そんな言葉を君が聞く理由があるの?」
GM : ホタル「…僕のため、なんだよ。……虫の研究が出来ないと、僕が消えてしまうんだって。」
GM : ホタル「それで、人を殺すために、さっきみたいになるんだ。ああなってるときってね、周りのこととか分からなくて、みんな壊してしまいたくなって…」
皓 : 「――人を殺すことで得られる研究?」は。と鼻で笑って。
GM : ホタル「……でも、壊しても壊しても、僕は苦しくなるばっかり。…水を摂らないと。」
皓 : 「だったら……」
皓 : 「苦しくなるなら、止めればいい」
皓 : 「研究が出来ないと消える? その言葉は真実? それ以外の道は本当に無いの? ――馬鹿げてるよ」
GM : ホタル「…やらないと、資金を貰えなくなる。資金がないと、水の調査もできなくなる。……だから。」拳を握りしめる。
皓 : 「“殺す”なんて言葉、言うのも聞くのも良くないよ。――そんな言葉に慣れないで」
GM : ホタル「…水の成分さえ解析できたら、村からも出られるって。」
GM : ホタル「…だから、まだ止められないんだって。………。」そこまで言って、俯く。
皓 : 「……調査、か」
皓 : それこそ……
皓 : 「君の母親以外でも、問題ないんだろ?」
GM : ホタル「…………。」
GM : ホタル「……そう、だね。」
GM : ホタル「…ははは。」唐突に笑い声。
皓 : 「君は今まで待った。これから、どれだけかかるか解らないけど、水があればこの村の呪縛が解けるなら……」
皓 : いきなりの笑い声に言葉をとぎらせて。
GM : ホタル「分かってる……言い訳だよ。…もう、ずっと前から言ってるんだ、そんなこと。水の成分なんかとっくに分かってるのに。……母さんは僕のことを、解放してくれない。」
GM : 俯いたまま。
GM : ホタル「…でも僕、もう辛いんだ。」
皓 : 「………」
皓 : どうしたいの?
GM : ホタル「……なあ、皓も…“ただの高校生”じゃないんだろ?」
皓 : そんな言葉もかけられずに、黙り。
皓 : 「―――そうだよ」
皓 : 目線は向こう。首肯して。
GM : ホタル「だったらさ…殺してよ。……もう、嫌なんだ。もう、苦しいのは。」俯いたまま。低く。
皓 : ああ、やっぱりそれを言うのか。解っていたけど。それを望むのか。
皓 : 「――止めてよ」
皓 : 「慣れたくないんだ。その言葉に。僕は」
GM : ホタル「………。」
皓 : 立ち上がり。
GM : その気配にも俯いたままで居る。
皓 : 「母親のところに帰りたくないなら、君を連れて行く。成分の解析が一度出来てるなら、2度目だって早いよ。――逃げる選択も、時には悪いことじゃない」
皓 : 「だから。生きてる限り、それを自ら絶つことを選ばないで!」
GM : ホタル「………。」のろのろと顔を上げる。
千里: 登場 #1d10+53
※ダイス : Chisato:1d10=(7)=7+53=60
GM : ホタル「……皓。…それ本気で…。」言いかけて。
千里: ガサガサと揺れる茂みの音。パキ。小枝を踏んで。
皓 : 音にはっとして振り返る。
千里: 「――霞君、こんな処に居たんだ。家から居なくなっちゃってて探したんだよ?」
GM : 振り返る。
千里: 「って、皓君も?」
皓 : 「千里さん……」小さく呟く。
千里: 背の高い茂みを割って出てきた千里。
GM : ホタル>霞「……。…そうか。…お知り合い、でしたよね。あの子達と。」千里を見て。
千里: 「探した、というのは口実かな。フシンバムシを見てみたいってのもあったし」
皓 : 千里の言葉に、微かに不快げに眉をしかめる。
千里: 「うん。昼に二人と会って、色々聞いているうちに仲良くなっちゃった♪」
千里: 「……あれ? 何か勘違いしてるかな?」
千里: 「仲良くなったら知り合い、という認識でいるんだけど……って、ああ。その前からってこと? やだなぁ」あははと笑う。
GM : 霞「……。…いえ。隠さなくて結構ですよ。」
千里: 「……?」首を傾げる。
皓 : 「ホタル……」未だにその名で呼ぶ。彼に告げられたのはそれ、だから。
千里: 「ともかくさ、夏って言っても夜風に長い間当たってると風邪ひかない? 皓君もさ、合宿なんだよね? 戻らないとみんな心配するんじゃないかな?」
GM : 霞「……そう、ですね。」皓に視線を投げて。
GM : 霞「…緑川さん。」
千里: 「ん、何?」
GM : 霞「………母の研究データは、デスクの一番下の引き出しの、二重底の中にあります。」
GM : それだけ言い捨てて。
皓 : 何かを言いかけ……思いつかず。ここでホタルと別れたら、もう、手が届かないのじゃないかという根拠も無い予感だけがあって。
千里: 「………そう」
GM : そのまま、群が崩れるように、霧散して消えた。
皓 : 反応も何も出来ないままそれを眺めるだけで。
皓 : 「―――」口中で名の呼びかけ。……今、呟いたのはどっち?
GM : シーンエンド
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : scene8
GM : ScenePlayer:緑川 千里
GM : Place:峰山村/本間家
GM : time:深夜
GM : entrance:任意
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
千里: #1d10+60
※ダイス : Chisato:1d10=(8)=8+60=68
GM : 深夜の本間家。
GM : 言われた通り、二重底の中には一枚のディスクがあった。
千里: 『……これね』慎重にそのディスクを手にする。
千里: 胸の鼓動がやけに耳につく。正直いって、こんな事をするのは初めての体験。
GM : それを手に。部屋を出ても、家の中に変化はないように思える。
千里: おそるおそると歩を進め、静かに扉を閉める。
千里: 「―――……ふぅ」長い間止めていたであろう、息を付いた。心臓がバクバク行っている。
千里: 「あとは…」待ち合わせをしていた皆のところへと。
GM : …と、そこに。
千里: ディスクをポーチにしまい込み、足音を立てないように……
GM : 麗子「…やっぱり、あなたも邪魔をするのね。」澄んだ声。
千里: 「……本間博士…」ギクリ、立ち止まる。
GM : 麗子「…それを持って、何処に行くつもり?」
GM : 笑顔。崩れない笑顔。
千里: 「………然るべき処に。博士達を利用しようとしている奴等の手の届かない処に」
GM : 麗子「監視カメラがおかしくなっていたから、霞に教えて貰ったわ。…それを、誰かに渡すわけにはいかないのよ。」
GM : よく見ると、彼女の手は……赤いような気がする。
千里: 「霞君を助ける事ができる組織は他にもあります。もう彼を解放してあげてください」じりじりと、後ずさる。
GM : 麗子「それがないと、ダメなのよ…。」距離を保つように近づいてくる。
GM : 麗子「それがないと、ね……。あの子が…あの子まで、私の前から居なくなっちゃうじゃない……。」
千里: 「………ぅ」
千里: まずいまずい。早く助けを求めなきゃ。
千里: 走って、皆の処へ――!
GM : 麗子「さあ、返して頂戴。」血塗れの腕が上がる。銃声が、一つ――。
千里: 四肢に力を込め、走り出す。まだ、動ける!
皓 : #1d10+53
※ダイス : kou_t:1d10=(1)=1+53=54
繭 : #1d10+48
※ダイス : Mayu:1d10=(3)=3+48=51
皓 : 「千里さん!」呼びかけ、間に入るように割り込みを。
サキ: #1d10+41
※ダイス : Saki:1d10=(7)=7+41=48
繭 : そしてその銃弾を、重力で叩き落す
千里: 「―――!」声も出ず。しゃがみ込んで耳を塞ぐ。
GM : 麗子「………チッ。…他にもいたのね、邪魔な虫…。」
GM : 忌々しげに呟く。
千里: 「皓君…繭ちゃん」
サキ: 恰も剣のように足元の影が麗子のすぐ傍まで伸びる。
サキ: ゆっくりと二人の後ろから姿を現す。
サキ: 「大丈夫ですね。緑川さん」にこー。
皓 : 「無事で何よりですよ。危険なことをさせました」
千里: 割り込んできた皓君の後ろへと。「う、うん…なんとか」声を震わせながらも、サキの声に答え。
GM : 麗子「……いいわ。だったら、みんな葬ってあげる。…ここには、私の“虫”達の方が、沢山いるのよ…?」呟いて。
繭 : 「何でもいい。そのデータは回収する。──あなたも、その虫も、含めて」右手を握り。軽く開き。再度握る。獣と闇の力を含めて。
千里: 「エージェントだもんね、これでも一応は。いつかこういう事もしなくちゃいけないと思ってたんだけど」緊張と恐怖を覆い隠す如く、饒舌に。
GM : では、クライマックスに以降します。
サキ: 少し寂しそうに。笑って。足元の影に血を撒く。
サキ: 「じゃあ。”遠慮なく”」
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : 【Climax phase】
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : scene9
GM : Place:峰山村/本間家
GM : time:深夜
GM : entrance:全員登場済み
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
千里: #1d10+68
※ダイス : Chisato:1d10=(5)=5+68=73
サキ: #1d10+48
※ダイス : Saki:1d10=(7)=7+48=55
皓 : #1d10+54
※ダイス : kou_t:1d10=(6)=6+54=60
繭 : #1d10+51
※ダイス : Mayu:1d10=(2)=2+51=53
GM : では、その場で麗子の《ワーディング》。衝動判定に。
サキ: #5r10+2
※ダイス : Saki:5r10=(1,3,5,8,1)=8+2=10
サキ: #2d10+55
※ダイス : Saki:2d10=(5+7)=12+55=67
サキ: 成功。67%に。
千里: #6r10+3
※ダイス : Chisato:6r10=(8,9,2,2,7,6)=9+3=12
千里: #2d10+73
※ダイス : Chisato:2d10=(10+8)=18+73=91
繭 : ちょwwww
千里: 成功して91% また18が出た(泣)
GM : うは。
繭 : #3r10+2
※ダイス : Mayu:3r10=(2,2,5)=5+2=7
繭 : #2d10+53
※ダイス : Mayu:2d10=(8+9)=17+53=70
繭 : 成功、70%へ。
皓 : 衝動。#6r10
※ダイス : kou_t:6r10=(5,5,1,1,9,4)=9
皓 : #2d10+60
※ダイス : kou_t:2d10=(5+1)=6+60=66
皓 : 成功の66%。
GM : はい。ではIVをお願いします。
繭 : 11
サキ: 7でございます。
千里: 7です。
皓 : 25−。
GM : こちらは麗子が20、と…。
千里: 早いな(笑)
繭 : はやす
皓 : ハヌマーンですから(それだけじゃねぇ)
GM : 手を翳して、周囲に虫を集める。
GM : で、トループが3組。
千里: エンゲージを教えてください。当方は後方に。
GM : エンゲージはPCと麗子のエンゲージで二つ。マイナーで接敵可です。
GM : ばらけるばあいはそれでも。
サキ: 千里と同じエンゲージに。マイナー接敵距離にでも。
千里: サキと同じエンゲージで。
千里: 前衛:皓&繭、後衛、サキ&千里。で。
GM : 了解。前衛と分けるんでいいかな。
GM : ではラウンド進行に。
サキ: いいかな。
GM : 1R
GM : セットアップ
繭 : なし。
皓 : なし。
千里: なし。
GM : 麗子は《ヴァイタルアップ》使用で
サキ: なし。
GM : では皓から。
皓 : うぃす。
皓 : 得物の袋を投げ、軽く振る。「貴方の“世界”に他人を巻き込まないで下さいよ……息子だって、一人の人間だ」
皓 : 「そんなことも解らないほど、貴方は今までを未熟に過ごしてきたんですか!?」
皓 : 白兵12+《炎の加護》→《音速攻撃/炎神の怒り/炎の剣/さらなる波/吼え猛る爪/獅子奮迅/かまいたち/業炎》 侵食率85%へ。
皓 : エンゲージ攻撃。#19r8+12
※ダイス : kou_t:19r10=(10,4,4,8,10,9,5,6,10,8,9,10,3,2,5,7,4,10,5)=Critical!!
※ダイス : kou_t:9r10=(7,10,6,8,1,7,3,2,4)=Critical!!
※ダイス : kou_t:2r10=(9,6)=Critical!!
※ダイス : kou_t:1r10=(3)=3+30=33+12=45
皓 : 45。ペナは無し。
GM : 回避を
GM : 射撃+《守りの弾/シューティングシステム/オウガバトル》
GM : #17r7+4
※ダイス : hira_GM:17r10=(3,6,3,9,9,4,8,4,3,6,6,6,9,6,4,10,7)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:6r10=(7,8,4,3,5,4)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:2r10=(5,5)=5+20=25+4=29
GM : ヒットでする。
皓 : む、エンゲージ攻撃ですが、他のものは回避無しで?
GM : ぬお。
GM : すんません忘れてたと言うことでB
皓 : いえっさ(笑)
GM : BがAを、Cが麗子をカバーしませう。(何
皓 : ち(笑) ダメージ。#5d10+8 の装甲無視。
※ダイス : kou_t:5d10=(9+6+4+2+3)=24+8=32
皓 : 32点装甲無視。熱波でなぎ払う。
GM : 虫の群はそのまま散らされていきます。
GM : では、麗子の行動。
GM : 麗子「……仕方ないわね。…目の前で傷つくのは、心が痛むのだけど。」
GM : 言って。
GM : 目の前に虫を収束させていく。
GM : 虫の群は人の形を取った。…姿は。
GM : 霞「………。」ふらりと、その場に立つ。
GM : というわけで、麗子のエンゲージに追加。IVは5です
GM : で、このターンは終了。
繭 : ひた、と見据えて。
GM : 繭どうぞ。
繭 : 「あなたの身柄も、霞君の身柄も、等しくUGNが保護し、生命維持に務める。無理に離したりしない。──それでもあなたは止まる事が出来ないの?」
繭 : マイナーで破壊の爪
繭 : メジャーで獣の力+漆黒の拳+魔王の理 対象:トループA
繭 : #8R8+4 どん。
※ダイス : Mayu:8r10=(4,5,10,6,7,7,3,3)=Critical!!
※ダイス : Mayu:1r10=(6)=6+10=16+4=20
GM : 足掻いておく #3r10+2
※ダイス : hira_GM:3r10=(5,6,2)=6+2=8
GM : 無理ですた。
繭 : #3d10+5+1+6
※ダイス : Mayu:3d10=(2+8+1)=11+5+1+6=23
繭 : 装甲無視23
GM : では最後の群も散っていきます。
繭 : 「……私はあなたの感情を否定しない。大事なものを亡くした悲しみを否定しない。──けれど。私の『日常』を護る為に。向かってくるのならば打ち砕く」
繭 : ぎっ、闇を伴った衝撃波と重力で虫を叩き潰す。
繭 : 終了。
GM : ではサキか千里。
千里: では、私が先に。
GM : はい。
サキ: 千里に譲る。
千里: 「他者の意志を尊重してこそ、正しき信念と云えるの」
千里: RC3+《絶対の空間/アクセル/狂戦士/要の陣形》 侵蝕値+14→105%
千里: 対象は全員。次に対象が行う能動行動のCr値−1、6DB、セカンドアクション可能。
千里: 目標値17−3=14 #9r7+3
※ダイス : Chisato:9r10=(9,1,2,7,7,3,6,4,6)=Critical!!
※ダイス : Chisato:3r10=(9,5,2)=Critical!!
※ダイス : Chisato:1r10=(5)=5+20=25+3=28
千里: 「私の力は、その信念を“力”にすること……」
千里: 成功、以上。
GM : ではサキー
サキ: 「おいで。──私の”鬼”」
サキ: マイナー:ジェネシフト #3d10+67
※ダイス : Saki:3d10=(1+8+1)=10+67=77
サキ: メジャー
サキ: #21r6+4 「意思」+《血の従者/ロイヤルブラッド/血族/トランキリティ》
※ダイス : Saki:21r10=(2,1,7,3,4,8,4,9,2,7,2,3,5,3,5,9,4,8,3,9,5)=Critical!!
※ダイス : Saki:7r10=(3,6,1,7,6,10,1)=Critical!!
※ダイス : Saki:4r10=(2,6,3,1)=Critical!!
※ダイス : Saki:1r10=(10)=Critical!!
※ダイス : Saki:1r10=(2)=2+40=42+4=46
サキ: HP46の従者練成。
サキ: 行動終了。
GM : はい。
サキ: 侵食率:90.
GM : では霞の行動。
GM : 麗子「さあ、私の可愛い霞…邪魔者は、消してしまいなさい。」
GM : 霞「………っ、う…。」苦しげに、身体を折って。…腹の辺りの傷を押さえる。
GM : そうして静かに、身体を起こす。
GM : 霞「―――」赤く光る目。虚ろな、鈍い光。
GM : マイナー:《爪剣》
GM : メジャー:白兵+《オールレンジ/貪欲なる拳/伸縮腕/骨の武具/ジャイアントグロウス/アドレナリン》
GM : 対象はエンゲージ済みの前衛二人。
GM : #21r7+4
※ダイス : hira_GM:21r10=(5,4,4,5,2,7,2,3,3,5,9,6,9,8,9,3,1,10,10,3,10)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:8r10=(5,6,2,7,8,4,8,3)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:3r10=(2,9,8)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:2r10=(1,8)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:1r10=(10)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:1r10=(10)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:1r10=(4)=4+60=64+4=68
GM : ちょ。68
繭 : リアクション無し
皓 : 回避放棄。
GM : 了解。
GM : #7d10+12 ラウンド中2DPで
※ダイス : hira_GM:7d10=(9+8+9+7+2+10+7)=52+12=64
繭 : #1d10+81 リザレクト。
※ダイス : Mayu:1d10=(5)=5+81=86
皓 : うん無理。#1d10+85
※ダイス : kou_t:1d10=(4)=4+85=89
繭 : HP:5/18+2DP。いじょ
GM : 虫が腕に集まり、牙を成して切り刻む。
GM : んで、セカンドです。
皓 : アクセル貰ってるので宣言。
繭 : 《アクセル》宣言
千里: 一応宣言。
GM : ウフフ。無いみたいです。(何
サキ: アクセルによる宣言。
GM : では、IV順に処理を。
GM : 皓の行動から。
皓 : 「ホタル……」やっぱり呼べない。霞、とは。この名前こそが、僕が彼に告げられたものだから。
皓 : 「君はまだ……僕に“殺して”と言うの?」
GM : 霞「………。」何も映さない目で、君を見る。
皓 : 虚ろな友に、呼びかけるように。
GM : 霞「……くる、シ、イ…」掠れた声だけが届いた。
皓 : 「……我慢、出来ないの、もう。耐えられないの?」正視に耐えなくて、再度、呼びかけて。
GM : 霞「………て。」
GM : 霞「………タスケて。皓。……イキタイ…。」微かな声。
皓 : 「……聞こえた。ホタル。――なら」
GM : 一筋。血とは違う水。
皓 : 「その望みを、僕は潰さない!」
皓 : 白兵12+《炎の加護》→《音速攻撃/炎の剣/さらなる波/吼え猛る爪/獅子奮迅/マシラのごとく/業炎》 侵食率113%へ。 対象は母親1体。
皓 : DB&DP込み。C−1 #25r6+12
※ダイス : kou_t:25r10=(9,8,1,4,10,6,8,9,6,10,4,6,7,1,7,7,4,3,3,7,6,10,6,10,1)=Critical!!
※ダイス : kou_t:17r10=(4,10,9,3,10,2,5,2,10,7,2,6,7,3,7,7,4)=Critical!!
※ダイス : kou_t:9r10=(5,2,7,9,2,10,7,6,1)=Critical!!
※ダイス : kou_t:5r10=(1,9,3,7,5)=Critical!!
※ダイス : kou_t:2r10=(9,10)=Critical!!
※ダイス : kou_t:2r10=(5,9)=Critical!!
※ダイス : kou_t:1r10=(6)=Critical!!
※ダイス : kou_t:1r10=(9)=Critical!!
※ダイス : kou_t:1r10=(1)=1+80=81+12=93
皓 : 93!
GM : ぐう。
GM : 射撃+《守りの弾/シューティングシステム/オウガバトル》
GM : #17r7+4
※ダイス : hira_GM:17r10=(1,1,8,2,2,8,7,1,7,2,6,3,3,1,6,2,4)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:4r10=(5,7,10,5)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:2r10=(2,7)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:1r10=(10)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:1r10=(10)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:1r10=(3)=3+50=53+4=57
GM : ちょっと恐かったけどむりですた。
皓 : ダメージ。#10d10+43 の装甲無視! ただ一撃を、刃のない“刃”に乗せて叩き込む!
※ダイス : kou_t:10d10=(6+3+9+4+7+5+3+7+7+4)=55+43=98
GM : …
皓 : 98点装甲無視で!
GM : 麗子「…あなた達には、分からないわ。……どうして、また私から奪うの…。」
千里: 「奪うんじゃない。“自立”させたいのよ!」
サキ: 「────そう…です」
繭 : 「………」
GM : 麗子「要らないわ。そんなの…ずっと、この子は私の物よ…!」
GM : 《復讐の領域》使用。
GM : ダメージを全て皓に返します。
GM : ざわり、と周囲にほの暗い光が走る。
皓 : 「―――!」インパクトの衝撃をまともに跳ね返され、意識が飛びかけるも……。
皓 : 「――約束したんだよ……僕は!」麗子にロイス→タイタス即昇華、昏倒回復で!
GM : 了解。
GM : では繭の行動ですかな。
繭 : 「……可哀想な人」哀れみは好きじゃない。けれど。あなたの境遇を、私一人位は、悲しく思ってもいいだろう。ロイスの砂を手から零していく母親をぼんやりと眺め。
繭 : シナリオロイスタイタス化。DB+10Dにして攻撃。
繭 : マイナー、ダークマター
繭 : メジャー 白兵+獣の力+漆黒の拳+魔王の理+巨神の斧 侵食率98 DP-2 支援あり
繭 : あ、CR−1に変更(何)
GM : うぃ。
繭 : #21r6+4
※ダイス : Mayu:21r10=(9,6,7,9,4,1,10,8,10,5,5,1,8,9,5,2,3,1,7,8,4)=Critical!!
※ダイス : Mayu:11r10=(10,1,3,5,5,6,1,3,4,5,1)=Critical!!
※ダイス : Mayu:2r10=(1,10)=Critical!!
※ダイス : Mayu:1r10=(9)=Critical!!
※ダイス : Mayu:1r10=(9)=Critical!!
※ダイス : Mayu:1r10=(10)=Critical!!
※ダイス : Mayu:1r10=(8)=Critical!!
※ダイス : Mayu:1r10=(3)=3+70=73+4=77
GM : 射撃+《守りの弾/シューティングシステム/オウガバトル》
GM : #17r7+4
※ダイス : hira_GM:17r10=(8,2,6,7,8,10,8,9,10,2,3,8,10,7,2,1,3)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:10r10=(8,5,7,9,6,2,6,9,8,2)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:5r10=(2,4,3,4,7)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:1r10=(8)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:1r10=(4)=4+40=44+4=48
GM : ぐう。
繭 : #8d10+1+6+5+3 [装甲無視]
※ダイス : Mayu:8d10=(2+2+4+9+3+4+2+8)=34+1+6+5+3=49
GM : …
繭 : サキたんよろしく(何)
サキ: エエー(何
繭 : ごっ。闇と獣爪で出来た鉄槌を振り下ろす。
GM : 逸らしきれず。
GM : まともに食らうも、まだ、立っている。
GM : 麗子「……約束、なんて…勝手なこと…!」ヒステリックに頭を掻きむしる。血にまみれ、元の面影は無い。
GM : で、ええとサキか千里です。
サキ: すーっと深呼吸する。
千里: 「本間博士…」その姿は、悲しくもある。しかし――
千里: RC3+《絶対の空間/狂戦士/要の陣形》 侵蝕値+11→116%
千里: 対象は全員。次に対象が行う能動行動のCr値−1、6DB。目標値17−3=14
千里: #10r7+3
※ダイス : Chisato:10r10=(2,4,5,1,8,6,7,8,3,10)=Critical!!
※ダイス : Chisato:4r10=(10,6,6,4)=Critical!!
※ダイス : Chisato:1r10=(9)=Critical!!
※ダイス : Chisato:1r10=(1)=1+30=31+3=34
千里: あ、自分への支援忘れてた。
千里: #16r6+3
※ダイス : Chisato:16r10=(3,5,2,8,5,10,3,8,10,10,2,7,3,8,5,4)=Critical!!
※ダイス : Chisato:7r10=(7,9,8,9,10,9,7)=Critical!!
※ダイス : Chisato:7r10=(10,5,5,1,3,8,1)=Critical!!
※ダイス : Chisato:2r10=(3,3)=3+30=33+3=36
千里: まあ
千里: 成功で。
GM : あいあい。
繭 : さんくすにゃー
千里: 「ふんじばってでも、霞君を治療させてもらいます!」
千里: 以上で。
GM : ではサキ
サキ: 自分の腕を刃にて裂き。血を纏う。
サキ: 「──────……」
サキ: マイナー:ジェネシフト #3r10+
※ダイス : Saki:3r10=(5,4,2)=5
サキ: #2d10+90
※ダイス : Saki:2d10=(7+10)=17+90=107
サキ: メジャー:《ロイヤルブラッド/トランキリティ/血族/オーバードーズ/夜闇の幻想》
サキ: #33r6+4
※ダイス : Saki:33r10=(1,3,1,8,9,9,8,2,4,4,7,3,4,2,6,7,7,4,3,10,8,8,3,2,2,9,9,9,8,6,6,6,5)=Critical!!
※ダイス : Saki:18r10=(8,9,4,8,4,5,6,9,1,4,8,2,9,7,2,1,6,7)=Critical!!
※ダイス : Saki:10r10=(7,9,3,8,10,6,4,3,8,1)=Critical!!
※ダイス : Saki:6r10=(9,3,4,1,6,3)=Critical!!
※ダイス : Saki:2r10=(7,4)=Critical!!
※ダイス : Saki:1r10=(9)=Critical!!
※ダイス : Saki:1r10=(5)=5+60=65+4=69
サキ: 69。
GM : 射撃+《守りの弾/シューティングシステム/オウガバトル》 懲りずに
GM : #17r7+4
※ダイス : hira_GM:17r10=(2,3,6,5,8,1,8,10,4,8,9,7,3,2,9,10,9)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:9r10=(4,1,5,4,8,10,5,1,10)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:3r10=(10,10,6)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:2r10=(1,9)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:1r10=(7)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:1r10=(7)=Critical!!
※ダイス : hira_GM:1r10=(2)=2+60=62+4=66
繭 : ちょwwww
繭 : あぶない
GM : っく。ここまで来るとちょっとクヤシス
サキ: #7d10+5
※ダイス : Saki:7d10=(8+9+3+2+5+6+9)=42+5=47
サキ: 47点。
サキ: 影が牙となりて喰らい尽くす。
GM : ではそれで麗子は倒れる。
サキ: 帽子を下げて涙を一筋流す。
GM : 麗子「…いや……霞…。」微かに手を伸ばしたまま。闇に飲まれ。
サキ: 行動終了。
サキ: 侵食値:121
GM : 霞は立っていますが…麗子の昏倒で制御不能。戦闘不能とします。
GM : 戦闘終了。
サキ: 涙の痕を残したまま。皓の方を見て小さく微笑う。もう自分はする事はない、とばかりに。
サキ: 落とした刃を拾い。納める。
皓 : 「まだ……まだだよ。――大丈夫。君はもう。戻れるから。だから――」
皓 : 手を差し出して。あの時と同じように。
皓 : 「僕が君を連れて行く。――そう、約束したんだから。ね」
GM : …夜が、更けていく。静かに。
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : 【自律判定】
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : では、自律判定に移ります。
GM : 最終侵蝕率とロイスの数を申告して、振ってくださいなー。
繭 : ロイス4個。タイタス1個。侵食率98。そのまま振ります。
繭 : #4d10-98
※ダイス : Mayu:4d10=(6+7+2+9)=24-98=-74
繭 : 74%生還。
皓 : えーと、ロイス4、タイタス1、Dロイス1。サキたんに■庇護/隔意 で取得。5個。
皓 : 最終113% 素でいけると思う。では。#5d10-113
※ダイス : kou_t:5d10=(4+2+2+1+4)=13-113=-100
千里: ……
GM : ちょ。
皓 : ……え。
サキ: ……
GM : 帰っておいで。(何
千里: (こくこく)
サキ: 計算とか間違ってないか(何
皓 : ……ごめんなさい!(激汗) #5d10-100
※ダイス : kou_t:5d10=(4+1+1+4+9)=19-100=-81
繭 : …お帰り(何)
千里: お帰りなさい(目頭を押さえる)
千里: えー。シナリオロイスをタイタスにして、PCに新たに取得。
千里: “虚構の月” 四季守 サキに、■幸福感/□憐憫
千里: 「めっちゃ可愛い!(ぎゅー) ……でも、この子もきっと辛い目とかに遭ってたんだろうな…」
千里: “正位置の太陽”津嶋 皓に、■誠意/□隔意
千里: 「ホント、黒巣の子にしては珍しくいい子なんだよね。ちょっと眩しいくらい。」
千里: 最終侵蝕率116% ロイス6、タイタス1。素振りで。
千里: #6d10-116
※ダイス : Chisato:6d10=(4+9+10+4+5+1)=33-116=-83
千里: 83%で帰還。
サキ: 現在が121。
サキ: ロイスが4個。Dロイス1。
サキ: 水村 繭に■友情 □恐怖 緑川 千里 に■親近感 □恐怖で6個
繭 : 恐怖多いなサキたん。(何)
千里: 恐れられちゃった(何)
サキ: 裏切られるのが”怖い”(何)
千里: …なるほど(こく)
サキ: #6d10-121 素振り
※ダイス : Saki:6d10=(6+2+8+7+3+2)=28-121=-93
サキ: 93%きかーん。
繭 : 全員お帰りなさいー
千里: おかえりなさいー。
GM : おけーりなさーい
皓 : まぁ、お帰りなさいませー(謝りつつ!)
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : 【Ending】
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : scene10
GM : Place:UGN黒巣市支部
GM : ScenePlayer:水村 繭 四季守 サキ
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : その後。
GM : 霞を川に連れて行ったりUGNに連絡したりとそれなりにばたばたしたわけだが。
GM : ともあれ、“虫の群”に指示を出していたと思われる“虫の王”…本間麗子の死亡を確認して、事件は収束を見た。
GM : 君たちは定例にのっとって、報告に来たわけで。
サキ: ほてほてと繭の後について。
繭 : ノック。応答と同時に少し煩わしそうにドアを開け。
GM : いつも通りの支部長室。
GM : 美鈴「お二人とも、ご苦労様でした。」
繭 : 「──いいえ。報告を」
サキ: 軽く首を振る。報告は任せた。
繭 : がさがさとスーパーの袋を片手にのけて、反対の手で資料を提出。
GM : 美鈴「ええ。大体は伺っていますけど、一応。決まりですので。」面倒な決まりですけどね、と。
繭 : 頷き。まあそんな感じで資料を交え、確認と報告を済ませていく。
GM : 資料を受け取り。まあ定例通りのやりとりで。
サキ: ほえー、と偶に頷くだけ。
繭 : 「──大体、以上。エージェント・緑川千里及び、イリーガル・津嶋皓には後で配慮をお願い」
GM : 美鈴「ええ。それはもちろん。」頷いて。
サキ: 「……ついでに私もイリーガルなのでよろしくお願いします」うう。
GM : 美鈴「例の…“虫の群”であった彼ですけど。身元はUGNが引き受けることになりました。」
サキ: ほえー。
繭 : 「……あなたは最初から入ってるから安心して」がさがさ。スーパーの袋引っ込めつつ。(何)
GM : 分かってますよ。と、微笑み。>サキ
GM : 美鈴「しばらくは監視がつくことになりますが……まあ、彼もいますし、大丈夫でしょう。」
繭 : 「……そう。分かった」彼は喜ぶだろう。頷き返し。
サキ: 「ああ。津嶋おにーさんですか」納得。
GM : 美鈴「…では、お二人ともご苦労様でした。これで、本任務は完了とします。ご協力感謝しますよ。」
サキ: にへー。取り合えず何とか片ついたんだろうか。うん。良かった。
サキ: 「天城さんもご苦労様ですー」
繭 : 「──お疲れさま」あと、ご馳走様。お茶の礼を含めて返し。
繭 : 何時ものように、特に未練もなく立ち上がり。そのまま去ろうと──は、せず。
繭 : 「…………」何か言いたそうにサキを見る!(何)
サキ: 「えーと。水村さんもお疲れ様?」にこー。首を捻る(何)
繭 : 「……お疲れさま。──、その」
繭 : 「これ」
繭 : 手に持ってた袋を差し出す。中身は──夏の風物詩・花火。
サキ: 「むー?」会話のカウンター狙い(何)
繭 : 「………夏休みだし。……西瓜は苦手って言ってたし」
サキ: 「あー。花火だ。これがあると夏って感じですね」
サキ: ぱんと。手を叩いて。
繭 : 小声で。僅かに赤面。俯きがちに。(何)
GM : あらあら。と微笑む美鈴(何
サキ: 「じゃあ今日やりましょうよ。水村さん。夏休みだし」にへー。
繭 : 「……うん」ほっとした様子で頷いて。
繭 : 「じゃあ、行こう」笑みを返した。
サキ: 「うんうん。きっと楽しいと思うよ」
サキ: どろり。と足元の影が濃くなった。
サキ: ”主”が喜びに満ちた分だけ。”鬼”が嘲笑うように。
サキ: 「じゃあ。いきましょー」
繭 : りんと風鈴の鳴る音が聞こえて。夏の風が過ぎ去った。
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : scene11
GM : Place:峰山村
GM : ScenePlayer:緑川 千里
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : 夜が明けて。
GM : 昨夜はなんだかんだとあったけれど…村には昼間の平穏が戻ってきていた。一見する限りは。
千里: じわじわと足元からくる暑さと、上から射してくる日射しを避けて、川縁に佇む。
千里: 伯父さんからのお使いは果たせそうにない。だって、その『モノ』がもう居なくなってしまったから。
千里: 「あーあ」
千里: せっかく限られた休みをとって此処まで来たのに。やり場無く落胆を吐いて。
千里: ひょっこりと腰を下ろす。霞君と皓君が語り合っていたあの川縁に。
千里: 「蛍の季節ももう終わっちゃっているから…結局この夏も見られず…か」
千里: 上体を屈めて川の水を掬う。光が零れて水面で跳ねた。
千里: 「ほ、ほ、ほーたる来い、…こっちのみーずは、あーまいぞ」
千里: 何とはなしに口ずさむメロディー。
千里: 「あっちのみーずは………何だっけ、辛いんだったか苦いんだったか」
千里: ぱしゃぱしゃと水に浸けていた手を引き戻し、立ち上がる。
千里: んー……と、大きく両手を天に、身体を伸ばす。
千里: 「…どっちなんだろうなあ。甘かったのか苦かったのか」
GM : と。視界の端に、ふわりと過ぎる影。
千里: あの二人の場合なら……よく分からないや、と零して苦笑いを浮かべて。
千里: 視界に過ぎる影を目で追う。
GM : それは小さな、虫の影。
千里: 「どっちなのかな。…ねぇ、わかるかな。ホタルさん?」
GM : 昼間で光こそ発しないが、草むらの葉に止まって、静かに息をしている。
千里: そして笑って。両手を後ろに組んで、くるりとターン。
千里: 色々とあった短い夏休み。明日からはまた仕事なんだなぁと肩を竦め。
千里: 草を踏んで歩く。
千里: また黒巣市が待っているから――
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : scene12
GM : ScenePlayer:津嶋 皓
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : あれから数日が経って。
GM : 一旦沈静化した霞の身元は、UGNに預けられることになった。
GM : 麗子の研究データのおかげで、おそらくは問題なく生活出来るようになるだろうという話だ。
GM : そんな事を人づてに聞きながら、君はまた、日常に戻ってきていた。
皓 : 「―――あー、つー、いー……」だらけつつ、街を歩く。久々の市街はどこか気だるげで。
皓 : たった一時だけ過ごした、あの村の様子が恋しくなるのは何故だろう。
皓 : 「……それでも、ホタルは、あそこから抜け出したかった、か」
皓 : ふと、思い出す。
GM : ぼんやりと歩いている内に、無意識に涼を求めた足が向いたのは、緑の多い河川敷。
皓 : そう言えば。あれから一度も彼とは会わなくて――どうしているのかな。
皓 : と――。「あ」
皓 : 「川か」
皓 : あの村の川とはまったく違う水。ここでホタルが飛ぶという話はとんと聞かない。
皓 : まぁ、整備されて綺麗とは言え……。
皓 : 「この中に、問答無用で入ろうとは思わないな、やっぱ」
皓 : 眺め、苦笑。
GM : 子供「すいませーん」ふと、声。
皓 : ん? と、声に振り向き。
GM : 子供「ボールとってくださーい」
GM : 見ると、君の歩く少し先に、ボールが転がっている。
GM : 広場になっている所で、子供がボール遊びをしていたらしい。
皓 : 「あ。ああ、行くよー?」数歩歩き、拾い上げ。
皓 : ぽーん、と投げる。
GM : 子供は、ありがとー、と言うと、また遊び始める。
GM : と。
GM : ボールを持って走り去っていく子供の向こう。
GM : ベンチに腰掛けている姿に、見覚えがある。
皓 : 暑いのに元気だなー。と、何となく視線を向け。――ふと。
皓 : 「―――」
皓 : 目を見張る。
GM : 僅かな木陰で、ぼんやりと休んでいるのは、間違いなく。
皓 : 「………」一歩、一歩。歩き。数歩後には小走りで。
GM : 近づいてくる君の姿に、漸く気がついたのか。顔を上げる。
皓 : 身体中で手を振るように。気づいているのかな、彼は。
GM : 霞「……皓…?」立ち上がって。
GM : その顔は、驚きから笑みに変わっていく。
皓 : また、会えたね。……あそことは違う場所で。そう伝えるよりも先に、口をついたのは。
皓 : 「――霞」初めて呼んだ。その名前だけ。
GM : ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
GM : Double+Cross The 2nd Edition「死のない男」
GM : 了
GM:比良坂
"死のない男"END